2022年12月31日(大晦日)
ブッシュローズ(木立性の薔薇)剪定に先立って、葉っぱを全部取りました。
12月に入ってから、来春に向けて薔薇たちの冬支度を始めたのですが、まずやったのが、つる薔薇の剪定と誘引。
そして次に行うのがブッシュローズ達の冬支度。
薔薇の冬の作業としては、剪定・誘引・植え替えがあります。
来年の春に綺麗な花をたくさん咲かせられるように、薔薇の成長が休みになる休眠期といわれる時期(12月から2月半ばくらい)に行います。
今年伸びた枝を切ったり、つる薔薇であれば、伸びた枝をフェンスやオベリスクに誘引したり、そして、我が家のように、鉢で育てている薔薇は、薔薇の成長に合わせて、鉢を大きくしたり、大きくしなくても、今年使った土を、新しい土に植え替えたり・・・

冬は寒い中、やらなきゃならない薔薇の作業がたくさんあるのです
我が家は薔薇の鉢が20鉢を超えましたので、平日仕事をしている私は、1日ですべての作業をすることはできません。
ですので、12月に入ったころから、仕事の休みの予定や、天気予報とにらめっこしながら、作業の予定を組みます。
まずはつる薔薇から作業を行って、そして今回はブッシュローズたちの作業。
つる薔薇の時も同じですが、まずは葉っぱを全部取ってしまいます。
1月半ばに剪定と同時に植え替えをする予定ですが、剪定の2週間くらい前に、葉っぱを取っておけばいいかなぁと思い、12月31日の大晦日に、葉っぱを全部とりました。
葉っぱをむしりながら、

去年はわざわざ葉っぱを取る作業ってやったっけかな?
私の記憶では、剪定をする時に葉っぱを一緒に取った気がします(;^ω^)
もともと性格がズボラなので、「葉っぱなんてどうせ剪定してなくなっちゃうんだから、剪定のついででいいよね」くらいの気持ちだったんだろうと思います(;^ω^)

それでもかまわないけど、剪定の前に葉っぱを先にとって、薔薇をしっかり休眠させておく方がいいよ、と、京阪園芸チャンネル(ユーチューブ)の小山内先生がおっしゃっていました。
冬作業2年目の今年は、ユーチューブを見てしっかり勉強したし、春にたくさん花を咲かせるために、やるとよいと言われることはちゃんとやろう!
年が明けて1月9日。剪定と植え替えを行いました。
冬の剪定のコツはいくつかあって、
①株の高さの半分くらいで切る
②2年以上前の古い枝や枯れた枝を切る
③花が大輪系なら、枝の太さが「鉛筆より細い枝は切る」中輪系なら「割りばしより細い枝は切る」
④赤い芽の5mmから10mm上の位置で切る
⑤赤い芽が枝の外側についている位置で切る
(枝の内側についている芽を内芽、外側についている芽を外芽といいます)
⑥株全体の真ん中を高く、周りの枝は低めに切る(株全体を整える目的)
教科書通りだとそういうことなんですけど、いざ成長しきった薔薇ちゃんを目の前にすると、とりあえず半分くらいの高さで切る、ということはできても、その後の、「鉛筆より細い枝」「割りばしより細い枝」の見極めや、内芽、外芽、全体のバランス・・・なんだか難しい(;^ω^)

つまりは枝数が増えたということで、株がそれだけよく成長してくれた証なんだと思います
去年の冬剪定の写真を見返すと、株の高さはどれもだいたい30センチくらい。
つまりは、太い枝だけ残していったらそれくらいの高さになったんだと思います。

去年(2022年1月)剪定した薔薇
が、今年は半分の高さで剪定しても、高さ80センチくらいになる品種もありました。
去年の春、薔薇友さんのお宅に伺ったとき、我が家の薔薇と違って、花がたくさんついていました。
もちろん、薔薇友さんはもう何年も薔薇を育てていて株も充実している、ということもありますが、私の印象では、全体的に、株の高さが低かったように思いました。

2022年の薔薇友さんのお庭
そこへきて、我が家の薔薇ちゃん達は元気よく大きくなって、一番大きなものは157センチの私の背丈より大きくなっていました。
以前、ユーチューブで、あまり背が高くなると、そこまで栄養を送らないといけないから、株が疲れて花がつきにくくなる、というのを見た気がします。
なので、冬剪定ではガッツリ剪定しようと思っていました。

ですが・・・
いつも参考にしてるユーチューブチャンネルの「ガーデンちゃんねる」の松尾さん(松尾園芸店)が動画の中で冬剪定のコツをわかりやすく解説してくださっていたのですが、

株の上3分の1と、下3分の1は花が付きにくい。
つまりは真ん中の3分の1が来年よく咲く枝だからそこで切る
ということでした。
なるほどなるほど!
確かに下から3分の1くらいの枝は太いけど古くて赤い芽が少なめ。
そして枝の上の方は今年のびた枝で、若くて綺麗だけど細い。

真ん中あたりの枝が、太さもあって、赤い芽もたくさん!
ガッツリ剪定しようと思っていた私にとって、真ん中の高さというのはだいたい50センチくらい。大きいものだと80センチくらいで、けっこう高めの印象(;^ω^)

初心者は剪定が甘くなりがちだけど、しっかり剪定しないと来年花が咲かないよ!
小山内先生のこの言葉も頭をかすめ・・・
これでいいのか?もっと剪定した方がいいのか?それとも切りすぎか?
迷いに迷いながら剪定をして、かなり時間がかかりました(;^ω^)
そして剪定後は植え替え。
鉢のサイズは全部10号で、それ以上に大きくするつもりはなかったので、いったん株を鉢からだして、古い土から新しい土に入れ替えました。
ガッチリ根っこが張っている株もあれば、少し緩めでやけにほぐしやすい根っこもありました。
もしかして、コガネムシの幼虫にやられたのかな?と、心配になりましたが、古い土の中に、幼虫はいませんでした。
夏に、夫がコロナに感染して、濃厚接触を避けるため、私はホテル暮らしを10日間しました。
その時に水やりができなくて、根っこが少し傷んだのかもしれません。
それでも秋にはそこそこ咲いてくれましたし、きっとまた元気になってくれるだろうと思っています。

秋の薔薇達
ちなみに、薔薇の土はいつも、ローズアドバイザーの有島薫先生監修の「マイローズ」のばらの培養土を使っています。
近所のホームセンターでも買えるのですが、重たいのでアマゾンでまとめ買いをしています。
10Lで792円なので、値段も手ごろだと思いますし、綺麗に良く咲いてくれます。
そして、新しい土には、つる薔薇の植え替えの時と同じように、薔薇の有機肥料と、マグアンプK、オルトランを混ぜ込みました。
ブッシュローズの剪定と植え替えの作業は2日間に渡って行いました。
予定通りに冬作業を終えることができたので、ホッとしています。
薔薇の植え替えをすると、大量に古い土がでるのですが、私はこの土を熱湯消毒して、再生土を作ります。作った再生土で、別の花を育てます。
この再生土を作る作業はまた別の記事で紹介します(*^^*)
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